イツモノトコという場所

 

社会には鋭利な言葉が溢れてて ― 。「何かすれば?」「他にやることあるでしょう。」「夢は何ですか?」 『そんなこと分かってるよ。』って、心の声はかき消されるんだけど。
僕もそうだった。自分が許せない ― 。自己否定と現実逃避が唯一の救いだった。『イツモノトコ』のトビラはいつでも開けてあるから。いつでも、おいで。

ひきこもり、ニートという生き方


いつからだろう、ひきこもりとかニートとかって言葉がテレビや新聞、雑誌に取り上げられるようになったのって。
赤とシルバーのレジメンタルタイを硬めに結んだ眼鏡のアナウンサーは言う。
「ニートの若者が増えています。教育の問題でしょうか。」
その隣にいる暗いスーツを着た何かの評論家がそれに応じる。
「ひきこもりの人たちが働いたら、立派な労働力になります。」

勝手に決めんな ― 。

 

僕は思う。そういう生き方をしてんだって。そんな生き方しか出来ないんだって。少し不器用なとこあるし。社会的な活動をしていない人 ― 。こんな定義、誰が決めたんだろう。僕たちのいない場所で。だから、僕は『イツモノトコ』って場所をつくることにした。社会を変えるって、そんな大層なこと出来そうにないけど、そんな場所だったらつくれるから。いつでも、おいで。